免許返納後も楽しめるカーライフ|神戸マツダ様 X WHILL

創業80年を迎えた株式会社神戸マツダにて、2021年7月より「WHILL Model C2」の取扱がはじまりました。

取り扱い開始に伴い、神戸マツダイベントスクエアにて開催された記者発表会で登壇された、株式会社神戸マツダ 橋本覚社長とWHILL株式会社 日本事業本部執行役員本部長 池田朋宏のメッセージをご紹介いたします。

バリューチェンジャーとして価値を提供する

株式会社神戸マツダ 
代表取締役社長 橋本 覚

神戸マツダでは、これからの10年に向けて2030ビジョンを策定しています。ここまでの9年間は「創新」をビジョンに掲げていました。そして次の新たな10年ビジョンには「価値観を変える」という思いを込めて新たなビジョンを掲げています。

世の中が変化していく中で、我々の価値観も常に変えていかなければいけません。価値観を変える「人」、あるいは価値観を変える「こと」、そして価値観を変える「会社」を目指すために「バリュー・チェンジャー」というミッションを掲げたのです。

2030ビジョンの中では、企業の存在意義である「PURPOSE(パーパス)」を軸としたパーパス経営に重きをおいています。
神戸マツダの今後10年間のパーパスは「みんなに寄り添い 付加価値を提供する 5HAPPY モビリティカンパニー!」です。

私たちがここでいう「みんな」には、高齢者の方々・お子様・全ての地域の方々で寄り添えるような神戸マツダでありたいという願いが込められています。

その中で、免許を返納してしまった高齢者の方々へのサービス展開について考える機会が増えてきました。
そして、高齢になり免許返納された方々にも提供できるサービスとしてWHILL社が開発する近距離モビリティ「WHILL Model C2」の取り扱いをポスト「創新」 10 年計画「バリュー・チェンジャー」の取り組みを支援する一環として、スタートしました。

WHILLとの縁が繋がったのも、このお互いのパーパスに賛同することができたからなんです。
モビリティカンパニーだからこそ、今後も動く物や交通手段など、幅広く取り扱っていこうと考えています。

WHILLを取り扱うことで、今後とも多くの年齢層のお客様と幅広くお付き合いしていきたいです。

すべての人の移動を楽しく、スマートにする

WHILL株式会社 日本事業本部 
執行役員本部長 池田朋宏

WHILL株式会社(以下、WHILL社)とは「すべての人の移動を楽しくスマートにする」というミッションのもと、近距離用モビリティを開発しています。

テクノロジーやデザインなどの力を使い、誰でも乗りたくなるような製品やサービスを提供しています。そして、私たちの製品を利用したことで「好きな時に好きな場所に自由に移動できる」という世界の実現を目指しています。

【WHILL社 沿革】
  • 2012年:創業
  • 2013年:グローバル市場にターゲットをおき、アメリカに渡り資金調達
  • 2014年:初号機「WHILL Model A」を発表
  • 2017年:一般モデル「 WHILL Model C」を発表
  • 2018年:ヨーロッパ進出
  • 2019年:中国を中心としたAPACへ進出
  • 2020年:「WHILL Model C2」の発売開始

WHILL社は、創業と同時にグローバル市場をターゲットに展開してきました。北米を筆頭に、ヨーロッパ・中国などへの流通ネットワークを作り上げ、現在では23の国と地域で商品の展開及びさまざまな場所でWHILL製品に乗れるようなサービスの提供を進めています。

WHILLは歩行困難者の近距離移動をサポート
WHILL社は、自宅周辺のような生活圏内での近距離移動をサポートする事にフォーカスしています。

なぜなら、現在世界中の歩行困難者から「近距離の移動手段」が求められているからです。実際に2022年は、世界中に近距離の移動手段を必要としている歩行困難者は1億5千万人と試算され、そして2035年には、歩行困難者の数は2億人まで膨れ上がるといます。

近距離移動が必要な歩行者困難な方々へ、移動手段を提供するために私たちWHILL社は活動を続けていきます。

歩行困難者が増えている日本の現状
日本市場でも、グローバルトレンドと同じように歩行困難者は増えています。
日本の全人口1億2,000万人に対して高齢者(65際以上)は3,600万人います。その中でも、500メートル以上歩行できないような歩行困難者は1,000万人いるといわれ、これは国内の高齢者3人に1人が歩行困難であることに相当します。

もちろん、日本国内でも電動スクーターや電動車椅子のような移動手段はあります。しかし、これらの年間流通台数は2.5万台ほどに留まっており、このままでは、歩行困難者な方の移動手段に対する悩みを解決できません。

歩行困難者が増えるのと比例するように、65歳以上の免許返納率も6年前の4倍になっています。

このような数字から、長距離の歩行が困難かつ免許を返納してしまい車も運転できない方の人口が年々増加しているという日本の現状が導き出せるのです。

神戸マツダ X WHILL が作り出すもの

神戸マツダ様の中期計画2030ビジョンには「バリュー・チェンジャージ」が挙げられていましたが、我々WHILLは「人生100年時代の新しいクルマ車」を掲げていきます。

昨今、増加基調にある免許返納は、人生100年時代の中で必ず通過するライフイベントになりつつあります。
高齢者は、移動手段があってはじめて健康的で自立した生活をおくれるのです。だからこそ、免許返納後の移動手段の確保が大切になってきます。

WHILLのような新しい製品や、新しい体験に触れていただく場として、神戸マツダ様の環境が最適なのです。

この人生100年時代の新しいカーライフを提供するために、今後も神戸マツダ様と一緒に展開していければと考えています。