〜全国1位の車保有台数を誇る愛知県 春の全国交通安全運動を前に、将来の移動に不安を感じる方へ車に続く新しい移動手段の提案〜
株式会社トヨタ中央自動車学校(本社:愛知県豊田市、代表取締役:今野公介、以下「トヨタ中央自動車学校」)は、2022年4月6日(水)から始まる「春の交通安全運動週間」 に先立ち、4月2日(土)に、WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO :杉江理、以下「WHILL社」)が開発・展開する近距離モビリティWHILLの試乗体験会を開催いたしました。
■WHILL試乗会 実施背景
愛知県の自動車保有台数(軽自動車含む)は533万8,471台(2021年12月末時点)と、全都道府県で最多を誇ります(注1)。豊田市に限ると、免許保有者数は30万人以上と、市人口のおよそ4分の3を占めており、自動車が生活において必要であることがうかがえます(注2)。一方で、全国的な少子高齢化を背景に免許返納件数は年間およそ60万人(注3)に上り、免許を返納した方や迷っている方、ご高齢の方などの移動課題への対応や、安心・安全に住み続けられるまちづくりが急務となっています。
トヨタ中央自動車学校ではこれまでも、高齢者向け安全運転講習や、パーソナルモビリティ(一人用の乗り物)の試乗会などの開催を通じ、交通安全意識の向上を目指す取り組みを進めてまいりました。
この度、自動車の次の「新しいクルマ」として注目が高まり、全国の自動車ディーラーで取扱いが続々と増えている免許不要の近距離モビリティWHILLを活用した試乗会を実施することで、車を卒業された方や免許の返納を迷っている方、外出頻度が減り心配するお子様世代などのご家族向けに、いつまでも乗り続けられる新たな移動手段を提案します。
本取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)で掲げる「目標3:すべての人に健康と福祉を」や「目標7:住み続けられるまちづくりを」などに沿うものです。
注1:自動車検査登録情報協会HP『都道府県別・車種別保有台数』https://www.airia.or.jp/publish/statistics/number.html
注2:愛知県警察『住所別・年齢別 運転免許人口』(令和3年12月28日現在)https://www.pref.aichi.jp/police/menkyo/tetsuzuki/jinkou/images/menkyojinkou202112.pdf
豊田市『豊田市の人口』(2022年2月1日現在)https://www.city.toyota.aichi.jp/shisei/tokei/1004630/1047951.html
注3:警察庁『運転免許統計(令和2年版)』
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/menkyo/r02/r02_main.pdf
■実施内容
2022年4月2日(土)に、豊田市駅前のペデストリアンデッキ広場にてWHILLの試乗会を実施しました。
商業施設に訪れていたご高齢の方やご家族などが集まり、初めて目にする近距離モビリティに興味をもっていただいたともに、年齢性別問わず多くの方にWHILLをご試乗いただきました。中には、以前よりWHILLを知っていて、試乗に関心があった方もおられました。
WHILLに初めて乗車した方からは「芝生でもぐんぐん進めるのはとても嬉しい」「操作が簡単ですぐに覚えられた」「置き場所に困っていたから、折りたためるWHILL Model Fを実際に見ることができてよかった」と、好評の声をいただきました。
WHILL社は今後も、免許を返納された、検討している方、長距離の歩行や体力に不安を抱える方、疲れやすい方などすべての人に、近距離移動のプロダクトとサービスを提供してまいります。
■WHILL Model C2とWHILL Model Fについて
WHILL Model C2は高いデザイン性と、5cmの段差乗り越え、回転半径76cmの小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長とした近距離用のモビリティです。 一方のWHILL Model Fは、高いデザイン性や操作性はそのままに、軽量化を実現した折りたためるタイプのモビリティです。お客様のお身体の状況や移動ニーズに合わせてお選びいただけます。CES2022では日本企業として唯一、最優秀賞である「Best of Innovation Award」を受賞しました。
製品について:https://whill.inc/jp/
<WHILL社について>
WHILL社は、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、世界中で近距離移動の プロダクト・サービスを展開しています。2012年5月に日本で創業し、2013年4月に米国、2018年8月 にオランダ、2019年12月には中国に拠点を設立しました。近距離モビリティWHILLの販売、レンタルサ ービス、及びシェアリングサービスの3事業を展開し、販売とレンタルサービスの事業では高いデザイン性 や操作性などを備えたWHILLを、20以上の国と地域で展開しています。シェアリングサービスの事業で は、自動運転とマニュアル運転の両形態を活用し、スポット的にだれもが目的地まで安全かつ快適に移動で きるプラットフォームを提供しています。3本柱の事業を通じ、歩道だけでなく屋内まで走ることができ、 他の移動手段では行けなかった、どんな場所にもつながる世界を構築します。