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<お知らせ>スキポール空港でWHILL自動運転サービスの実証実験を実施

 WHILL株式会社(以下「WHILL社」)は、オランダのアムステルダム・スキポール空港でWHILL自動運転サービスの実証実験を2023年2月20日より開始したことをお知らせいたします旅行需要が回復する中、特に空港混雑時に、空港スタッフの負担軽減とともに案内や車椅子介助を求める利用者の待ち時間を短縮することで顧客サービスの向上を目指します 

 WHILL自動運転サービスでは、空港を利用されるお客様自身のタッチパネル操作で、自動運転パーソナルモビリティ(一人用の乗り物)を使って、WHILLステーション場所(乗り場)から目的の搭乗口まで移動することが可能です。これにより、通常は案内所などで車椅子を借りる方、長距離の歩行や体力に不安を感じられる方、シニアの方など、すべてのお客さまに広い空港内を、気兼ねなく快適に移動いただけます。 

 IATAの調査(注1)によると、歩行に困難を抱える旅客だけでなく、混雑する広い空港を長距離歩くことに不安を感じるシニアの方や、英語が十分に話せず案内を求める利用客からも、空港内を移動する際のサポートが必要との声が上がっていますスキポール空港では2019年に初めてWHILL自動運転サービスの実証実験を行い、世界的な新型コロナウイルス流行の影響で一時中断をしていましたが、この度、2度目の実施に至りました。本サービスを活用することで、介助や案内のスタッフの負担軽減だけでなく、安定した移動サービスの提供を通じた顧客サービスの向上を目指します。またWHILLの機体を管理・運用するシステムによる、より効率的に空港スタッフを配置することが可能になります 

 本サービスは、既に羽田空港と関西国際空港、カナダのウィニペグ国際空港で実用化されています。 WHILL社は今後も、旺盛な旅行需要に備え、国内外の空港などでのサービス展開を加速させてまいります。

注1:2022 Global Passenger Survey, International Air Transport Association www.iata.org

 

英語版プレスリリースはこちらからご覧いただけます。

SCHIPHOL AND AXXICOM AIRPORT CADDY START TESTING WHILL AUTONOMOUS SERVICE

 

■WHILL自動運転サービスについて

WHILL自動運転サービスとは、デザイン性と走破性に優れたパーソナルモビリティ(一人用の乗り物)に自動運転・自動停止機能などを搭載した「WHILL自動運転モデル」を活用し、広い施設内の特定の目的地まで自動走行で移動できるサービスです。機体は、あらかじめ収集した地図情報と、センサー群で検知した周囲の状況を照らし合わせながら自動走行し、降車後は無人走行で元の場所に返却されます。