WHILL株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役兼CEO:杉江理、以下「WHILL社」)の開発・販売する、パーソナルモビリティWHILL Model Cが、体験型エンターテイメント「リアル脱出ゲーム」の、閉園後の夜の遊園地を貸し切って行う、全国夜の遊園地シリーズの最新作「夜の巨大監獄からの脱出」の東京公演にて、試験導入されます。
2018年9月に大阪公演を皮切りにはじまった『夜の巨大監獄からの脱出』は、完売公演続出で、既に3万人以上を動員しています。しかし、遊園地内を約1時間にわたり歩行移動しながら謎解きを進めて行くイベントのため、体力に自信の無いお客様がイベントへの参加を諦めてしまうケースもありました。今回のWHILL Model C試験導入は、リアル脱出ゲームをより快適に参加いただくための「お助けアイテム」として、体力に自信が無いお客様をサポートする目的で実施されます。将来的には、リアル脱出ゲームの潜在層である高齢者や障害者の取り込みや、大きな病気や怪我の有無に関わらずどなたでも快適に気兼ねなく公演に参加できるような環境も整える予定です。
WHILL社は、すでに観光施設やレジャー施設向けに、レンタル事業を開始しており、WHILL Model Cを「施設の回遊方法の一つ」と捉え、障害者だけではなく、長時間の歩行困難者にもシェアリングで利用してもらうことで、施設の回遊率を上げるとともに、観光施設やレジャー施設に足を運ばなかった、潜在層の来場を狙いとしています。すでに、三重県にあるテーマパーク「志摩スペイン村」や兵庫県にある「神戸ファッション美術館」などで導入されており、順次全国にも展開が広がっています。
株式会社SCRAP 「夜の巨大監獄からの脱出」 プロデューサー 菅原 侑亮様コメント
当社が11年目に渡り開催してきた「リアル脱出ゲーム」の中でも、閉園後の遊園地を貸し切って行う「夜の遊園地シリーズ」は根強い人気を誇るコンテンツです。遊園地の中に仕掛けられた暗号や謎を、実際に歩き周りながら解き明かしていく体感型イベントで歩行時間が1時間近くになるため、身体的な負担から参加を見送っていたお客様がおりました。体力に自信が無い方でもリアル脱出ゲームの参加を諦めないでほしい。WHILL Model Cはシンプルな操作で小回りの効く動きとパワフルで安全な走行が可能なので、夜の遊園地シリーズの最新公演である「夜の巨大監獄からの脱出」にて、お客様の体力面での負担を軽減し、より快適にゲームを楽しんでいただくための便利アイテムになることを期待しております。
WHILL社は、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、世界中の歩道領域において、新しい移動のスタイルを生み出しています。2012年5月に日本で創業し、2013年4月には米国、2018 年8月にはオランダに拠点を設立しました。パーソナルモビリティとMaaSの二つを事業の柱とし、パーソナルモビリティ事業では、デザインとテクノロジーの力を生かした、車椅子の概念を超えるモビリティとして、WHILL Model A、WHILL Model Cをはじめとする製品群を、日本、北米、欧州で販売しています。またMaaS事業においては、障害の有無や年齢に関わらず、だれもが楽しく安全に乗れる一人乗りのモビリティによる移動サービス・システムの提供により、既存の交通機関を降りてから目的地までの「ラストワンマイル」の移動の最適化を行います。