2016年3月22日(米国、カリフォルニア)- WHILL, Inc.(本社:米国 カリフォルニア州 サン・カルロス、CEO:杉江理)は、米国市場向けに2016年初夏より発売を予定している『WHILL Model M』が米国食品医薬品局(Food and Drug Administration、以下FDA)の認可を取得したことを発表いたしました。
米国で「医療機器」に該当する車いすの販売には、FDAへの届出・承認申請を経たうえで認可取得が必要です。今回のFDA認可取得により、今後『WHILL Model M』を米国にて医療機器として販売することが可能になります。加えて、当社は同モデルがアメリカの公的医療保険制度Medicareなどの医療保険で『WHILL Model M』が保険償還されるよう、Healthcare Common Procedure Coding System及びPricing, Data Analysis and Coding*に申請予定です。 *保険請求に使用する医療行為・サービスのコード集
米国では移動補助具(車いす、杖、歩行器等)の使用者は約680万人いると言われており*1、今回のFDA認可取得により、今後医師が 『WHILL Model M』を医療機器として処方(連邦法により、当該機器の販売は、免許を有する医師による又はその指示による販売に限られる)することが可能になり、WHILLがより多くのお客様に、より費用負担少なく、ご使用いただくための第一歩となります。米国向け『WHILL Model M』は障害をお持ちの方向けの電動車いすとして、先行して販売中の米国向け『WHILL Model A(FDA未取得)*2』にはない、使用者個々のニーズに合わせたアームサポート、バックサポートのタイプ選択などオプションが選択可能になり、医療機器としてより広いニーズに応えます。 *1 Report: Mobility Device Use in the United States(8頁) http://www.disabled-world.com/pdf/mobility-report.pdf *2 日本で発売中のWHILL Model Aと、米国にて今後発売されるWHILL Model Mの仕様はほぼ同等です。日本で発売中のWHILL Model Aと米国で発売中のWHILL Model Aは仕様が異なります。米国向けWHILL Model Aは障害をお持ちの方向けのモデルはありません。
WHILL Inc. CEOの杉江は次のように述べています。
「WHILL Model MがFDAの認可を取得したことは、同モデルが信頼性の高い医療機器として今後医療関係者やお客様に認知されていくことを意味します。今後WHILLは米国市場において、より積極的にマーケティング活動を展開し、販売を加速していきます。『すべての人の移動を楽しくスマートに』という、WHILLのビジョンの実現にむけ、私たちはイノベーションのなかったこの産業において、世界で最も進化しているパーソナルモビリティを市場に提供できることを楽しみにしています。」
◆ 会社概要 会社名: WHILL, Inc. (米国 本社)
CEO: 杉江 理(すぎえ さとし)
所在地: 285 Old County Rd #6, San Carlos CA, 94070, United States
Web: http://whill.us/ Press Contact(米国): Chris Koyama, (415) 638-3937 pr@whill.us