WHILL株式会社は、新型モデル パーソナルモビリティ『WHILL Model C(ウィル モデル シー)』を開発、2017年4月13日(木)より予約販売を開始、6月より出荷を開始する予定です。『WHILL Model C』は販売中のフラッグシップモデル「WHILL Model A」のデザインや走行性能を継承しつつ、車載性や収納性を高める分解機能、取り外し可能な軽量バッテリー、カラーバリエーションの追加、3G回線搭載によるサービス提供などの新機能を搭載し、外出シーンでの利便性を高めた、普及価格帯で提供するWHILLパーソナルモビリティの最新モデルです。
WHILL Model C
6色のカラーバリエーション
<『WHILL Model C』 開発の背景>
日本の後期高齢者(75歳以上)人口は現在1,721万人で総人口の13.6%を占め(*1)、2030年には2,278万人に増加する見込みです(*2)。また国土交通省が行った調査では、後期高齢者の過半数が500メートルを超えて歩行をするのが困難と答えています(*3)。一方で、75歳以上の後期高齢者の自動車免許の自主返納数は増えつつ(*4)あり、2017年3月の改正道路交通法の施行等により今後さらに増加することが予想され、歩行や車移動に代替する手段としてパーソナルモビリティの需要が伸びることが予測されます。
当社は2014年に初号機となるパーソナルモビリティ「WHILL Model A」を発売し、現在までに日米で約1,000台を販売いたしました。今回開発した『WHILL Model C』では「WHILL Model A」でご好評いただいているデザイン性、走行性能を継承しつつ、お客様からのご要望を反映し、車載性や収納性を高める分解機能、取り外し可能なバッテリー、カラーバリエーション追加を普及価格帯で実現いたしました。また片流れ防止機能、ショッピングバスケットやワイヤレスで使用できるスマートキーの採用など、ライフスタイルに合わせ外出時の使い勝手を向上する機能を新たに搭載しています。
2015年にグッドデザイン大賞を受賞した「WHILL Model A」のデザインを継承し、シンプルで美しく、お使いになる方のパートナーとしてシーンを問わずお乗りいただけるデザインを実現しました。「WHILL Model A」と同様に電源ON/OFFやスピード調整は手元のコントローラーで、アーム部分は跳ね上げが可能なため横からの乗降もスムーズに行えるなど、直観的な操作と快適な使い心地を実現しています。
アプリでスマートフォン等から詳細設定や操作が可能: 専用アプリケーション「WHILLアプリ」をスマートフォン等にダウンロードいただければ、細かな速度や加速度の設定を行ったり、スマートフォンなどをリモコンとして『WHILL Model C』を移動したりすることが可能です。iOSに加え、今回新たにAndroidにも対応する予定(*)です。 *Androidへの対応は2017年秋以降の予定です。
『WHILL Model C』は本体価格450,000円(非課税)で、2017年4月13日よりWHILL株式会社のホームページ(https://whill.inc/jp/)および電話窓口(0120-062-416/050-3085-9840)にて予約販売を開始、6月より出荷を開始する予定です。介護保険によるレンタルは6月以降に各福祉用具貸与事業者を通じて順次開始される予定です。 *他地域での販売は未定です。
WHILL, Inc.は、「すべての人の移動を楽しく、スマートに」をミッションに2012年に創業、パーソナルモビリティの開発・販売を行っています。2014年発表した初号機パーソナルモビリティ「WHILL Model A」は日本・米国で販売され、2015年度のグッドデザイン大賞など数多くのアワードを受賞しました。また米国市場向けに開発した「WHILL Model M」は、米国食品医薬品局(Food and Drug Administration)の認可を取得し、2016 年より販売を開始しています。現在 WHILL, Inc.の本社は米国カリフォルニア州サンカルロス市にあり、日本と台湾のオフィスと合わせて、約50名の社員が在籍しています。