お客様の声

Customer's Voice

「左手が動くんだからOKだろ」2度の大病。それでも訓練士でありたい。

警察犬の訓練士として、数多くのチャンピオン犬を輩出されてきた中村様。胃がん手術、脳内出血と2度の大病に見舞われ、17年前から車椅子生活に。
2019年からWHILL Model Cを介護保険レンタルで利用され、現在も犬の訓練を続けられています。


競技会に明け暮れた日々。
1951年に警察犬訓練所の家庭に生まれ、15歳の頃には訓練士として家業に従事していました。その後、25年にわたり日本警察犬協会主催の日本訓練チャンピオン競技会に熱中し、文字通り寝る間も惜しみ訓練に明け暮れていました。無理もたたってか1999年に胃ガン発覚、2001年には脳内出血に見舞われました。

 

2度の大病。車椅子の訓練士としての覚悟。
会話も歩行も困難な状態から、リハビリに(ときにはエアロバイクまでも活用して)取り組んだおかげで、杖を使って歩けるまでに回復しました。そうなると俄然、訓練士として仕事をしたいと身体が反応するようになりました。「車椅子なんかに乗って訓練ができるの?」と心配の声もありましたが、いちいち屈まなくてもいいので、犬とコミュニケーションが取りやすいし、何より指示を出す左手が使えるんだからOKだろと思えました。そうして退院3日後には、訓練士としての生活が再スタートしました。

 

WHILLは車椅子のイメージを払拭している。
WHILLを初めて紹介された時、海外の高級車のような印象を受けました。車椅子のイメージを払拭したデザインは、自身の障害を障害と感じさせなくしてくれます。
特に前輪には良い機能が凝縮され、オフロード用の最たるもので丈夫だろうなと感じました。というのも、以前使用していた電動車椅子は前輪の小さなキャスターが半年に一度は壊れてしまい、頭を悩ませていました。犬の訓練での激しい動きと機敏な動きの両方で、キャスターを酷使していたのだと思います。WHILLを使用して数ヶ月経ちますが、故障の兆しはありません。

 

自身を支えてくれた犬たちに、もっと活躍の場を。
「いま、自分ができることは何か」を探し続け、セラピードッグの育成という道にたどり着きました。自分自身、入院中に見舞いに来てくれた愛犬家の方々や犬たちから元気づけられました。犬の癒しを必要としている人は多いはずです。セラピードッグの活躍の場を広げていくことに、これからも情熱を注いでいきます。

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