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<お知らせ>九州三菱とWHILL社、福岡市の小学校で近距離モビリティWHILLの出張授業を実施

〜“誰もが乗れる乗り物”としてのバリアフリー学習、試乗で利用者目線も体験〜

WHILL株式会社(以下「WHILL社」)と、近距離モビリティWHILLを取り扱う九州三菱自動車販売株式会社(以下「九州三菱」)は連携し、2023年1月20日(金)に、福岡市立四箇田小学校(以下「四箇田小」)の4年生にWHILLの出張授業を実施しました。ユニバーサルデザイン学習の一環として、障害の有無などにかかわらず、気軽に乗ることができる移動手段として紹介するとともに、試乗を通じて安全な乗り方や利用者目線の感覚を学んでいただきました。本取り組みは、四箇田小の児童から届いた手紙がきっかけとなり、実現に至ったものです。

児童からは、車椅子と聞いてイメージすることとして「障害がある人が乗るもの」「足が悪い人が使うもの」という声が上がりました。一方、WHILLを見た第一印象としては「かっこいい」「乗り心地が良さそう」との感想が多く聞かれました。その後、児童は近距離モビリティや歩行に困難を抱える方々の現状について理解を深め、WHILLは障害の有無などにかかわらず誰もが使える、自分らしい暮らしの実現のための選択肢の一つであるということを学んでいました。

九州三菱の担当者からは、WHILLを購入する方のエピソードや、WHILLを使用して移動可能な範囲についても具体的な場所や施設などを挙げて説明がありました。また、児童のご家族の中には日頃から自動車を運転する方も多く、免許返納後の移動手段の一つとして選ばれているという話を聞いて熱心にメモをとっている姿もありました。

後半の試乗では、乗降前に必ず電源が切ってあるかを確認する、コントローラーから手を離せばブレーキがかかり機体が止まるといった、WHILL乗車時に気をつけるポイントや安全な操作方法について説明し、体育館内で直線走行や曲線走行などを児童全員に体験してもらいました。体験した児童からは「便利だった」「体験できてよかった」「楽しい、ずっと乗っていたい」などの感想が聞かれました。児童はWHILLの特徴である、わかりやすく直感的な操作をすぐに習得し、試乗を楽しんでいる様子や、障害物を周回する際に注意深く周りを確認する様子などがみられました。 質疑応答では、WHILL社の創業のきっかけや価格帯、今後開発したい製品など多くの質問をいただきました。 今回の出張授業のお礼として、リコーダーの演奏や合唱を披露していただきました。

WHILL社と、WHILLを取り扱う全国の自動車ディーラーは今後も密に連携し、教育機関での出張授業や高齢ドライバー向けの安全運転講習会など、地域活性につながる取り組みを推進してまいります。

■出張授業 背景

四箇田小の4年生は近隣福祉施設での校外学習を通じてユニバーサルデザインやバリアフリーについて考える機会があり、学習を進める中で最新の車いすを調べていたところ、WHILLの存在を知りました。WHILL社のホームページや動画を見た感想とともに質問を書いた直筆の手紙を送っていただいたことから、今回の出張授業が実現しました。

WHILLは免許返納後に提案できる移動手段として全国の自動車ディーラーで取り扱われており、福岡県では九州三菱で販売されています。長年お付き合いがある顧客様にライフステージに合わせたモビリティを提案するだけでなく、地域の移動課題解決や活性化につながる施策に積極的に取り組んでいます。

■四箇田小 西村校長 コメント

「なかなかWHILLに限らずこうした乗り物を見たり、体験したりする機会が少ない中、子どもたちにとっていい機会になりました。さまざまな方が気軽に使える乗り物として、貴重な学びになったと感じています。この体験を今後の学習に活かしていきたいと思います」

 

■WHILLについて

WHILLは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。Model C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長としています。製品について:https://whill.inc/jp/model-c2