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<お知らせ>府中市立若松小学校で近距離モビリティWHILLの出張授業を実施

〜「10年後のまちの未来」を考える学習の一環、試乗を通じて歩行領域の移動手段をもっと身近に学ぶ機会を提供〜

WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、府中市立若松小学校(所在地:東京都府中市、校長:小林力、以下「若松小学校」)と連携し、2023年2月14日(火)に4年生全クラス向けに、近距離モビリティWHILLの出張授業を実施したことをお知らせいたします。「10年後の若松のまち」を考える総合学習の一環として、障害の有無などにかかわらず、気軽に乗ることができる歩行領域のモビリティとして紹介するとともに、試乗を通じて安全な乗り方や利用者目線の感覚を学んでいただきました。

児童からは冒頭、電動車椅子から想起されるイメージとして「障害がある方が乗る」「歩けない人が使うもの」という声が上がりました。

前半の講話パートでは、WHILLが自動車ディーラーなど全国に試乗・購入できる場が広がっていること、免許返納後や歩きづらさを感じている方など多くの方に使っていただいていることの紹介を通じ、“電動車椅子”から“近距離モビリティ”との認知に変わりつつあることをお伝えしました。歩きづらさを感じている方のイメージとして、例えば杖をついて歩いている方やショッピングモールのベンチで休憩をされている方を挙げたところ、児童の中には「うんうん」とうなずく姿も見られました。

WHILLを初めて実際に見た児童からは「小さな車」「乗りやすそう」との感想が多く寄せられ、先入観なく“1台の乗り物“という印象があることがうかがえました。

後半の試乗では、乗降前に必ず電源が切ってあるかを確認する、コントローラーから手を離せばブレーキがかかり機体が止まるといった、WHILL乗車時に気をつけるポイントや安全な操作方法について説明した上で、事前に決められたコースを一人一人に走行していただきました。コーンが置いてある曲線を走行するときは注意深く周囲を確認したり、直感的な操作性をすぐに習得して試乗していたりと、楽しんでいる様子が散見されました。体験した児童からは「案外簡単に操作できた」「楽しい、ずっと乗っていたい」などの感想が聞かれたほか、「障害がある方だけでなく、いろいろな方が楽しく乗ることができるものなのだということを知って驚いた」と気付きを得た児童もいます。

WHILL社は引き続き、教育機関や自治体、地域の事業者などさまざまなステークホルダーと連携し、歩行領域のモビリティの社会普及が今後加速することが予想される中、安全啓発や地域活性、住み続けられるまちづくりにつながる取り組みを推進してまいります。

■若松小学校 小林校長 コメント

「今回の取組を通して、自分たちのまちの未来を“自分事”として考えられる子どもが増えたと感じています。WHILL株式会社の皆様のお話を伺ったり製品に触れたりした後の子どもたちの感想には、今回の体験前に多かった『こんなまちにしてほしい』という受動的な考えではなく『こんなまちにしたい』という主体的な考えが溢れていました。

私は常々『未来をつくるのは子どもたちだが、未来を変えるのは大人たちだ』と考えています。なぜなら、子どもたちが思い描く未来に向けて一歩を踏み出す時、先人としての大人の後押しが必ず必要だからです。

今回、子どもたちが、これまで学習してきた福祉の視点をもちながら“10年後の若松のまち”を考えていくとき、障害の有無に関係なく誰もが乗りたくなる革新的な一人乗りの乗り物をつくろうとするWHILL株式会社の“本物”の思いや取組に触れ、子どもたちがつくる未来が変わっていくように感じました」

写真提供:日本財団ジャーナル https://www.nippon-foundation.or.jp/journal

 

■WHILL出張授業 背景

若松小学校では、基本理念「子どもの『学びたい』をはぐくみ、かなえる若松小」の実現に向け、4年生が総合的な学習の時間の中で実施する「共に生きる」において、“手話授業”をはじめとする福祉教育に取り組んでいます。そうした学習を踏まえ、今回「10年後の若松のまち」を考える活動を行うにあたり、未来のモビリティの考え方や実物に触れることで、子どもたちが10年後をより身近により具体的に感じられるようにする機会を設けようと、出張授業の実施に至りました。

手話授業についての詳細はこちらをご覧ください。

http://www.fuchu17s.fuchu-tokyo.ed.jp/company/signlanguage/

https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2021/64898

 

■WHILL出張授業 概要

◇日時:2023年2月14日(火) 3・4限目(10:40〜12:15)

◇場所:府中市立若松小学校 体育室

◇対象:4年生 全3クラス(計106名)

◇内容:小林校長より授業の概要説明とWHILL社紹介

WHILL社より「すべての人の移動を楽しくスマートにする近距離モビリティWHILLについて」

試乗体験

質疑応答、総括

 

■WHILLについて

WHILLは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。Model C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長とし、Model Fは軽量化を実現した折りたためるモデルです。Model SはWHILL社初となる歩道を走れるスクータータイプで、ハンドルがあることで、より安定してより長く走ることができ、免許返納後や自転車からの乗り換えなどに適したモデルです。お客様のお身体状況や移動のニーズに合わせてお選びいただけます。製品について:https://whill.inc/jp/

<WHILL社について>

WHILL社は、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、世界中で近距離移動のプロダクト・サービスを展開しています。2012年5月に日本で創業し、2013年4月に米国、2018年8月にオランダ、2019年12月には中国に拠点を設立しました。近距離モビリティWHILLの販売、レンタルサービス、及びシェアリングサービスの3事業を展開し、販売とレンタルサービスの事業では高いデザイン性や操作性などを備えたWHILLを、20以上の国と地域で展開しています。シェアリングサービスの事業では、自動運転とマニュアル運転の両形態を活用し、スポット的に誰もが目的地まで安全かつ快適に移動できるプラットフォームを提供しています。WHILL社は3本柱の事業を通じ、すべての人が歩道だけでなく屋内まで走ることができ、他の移動手段では行けなかった、どんな場所にもつながる世界を構築します。