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<お知らせ>北海道北広島市で近距離モビリティWHILL活用した5つの実証実験を開始

〜WHILLを導入するエスコンフィールドを擁する同市で、高齢化率47%の団地地区の快適な移動手段としての可能性を検証〜

WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、北海道北広島市で近距離モビリティWHILLを活用した実証実験が9月にかけて開始したことを発表いたします。期間内に5つの異なる実証実験を通じあらゆる角度から、同市で最も高齢化率が進行する団地地区において市民にとり安心快適な移動手段であるか、そして自由で楽しい外出につながるかを検証する狙いです。同市にはWHILLを導入するエスコンフィールドも位置しますが、道内外から来場する多くの方の、駅と球場を結ぶ移動手段として活用できるかについても確認します。

高齢化率47%(令和4年度末)の北広島市の団地地区は、JR北広島駅を活用して近隣市へのアクセスが良いものの、緩やかな坂が多く、そもそも駅まで徒歩で移動する際には高齢者にとって身体的負担があります。バス利用者も多い一方、運行時間が限られ自由に外出できないとの市⺠からの声が寄せられます。実際、近距離モビリティ実装に向けた住民ワークショップでは「買い物などに行けないと自宅では住めないと感じる」「いずれ車の免許を返納するため、新たな移動手段を試したい」といった意見が挙がりました。

WHILLは免許不要で歩道を走行できる近距離モビリティで、特に昨今は高齢化や相次ぐ道交法改正、免許返納といった社会課題を背景に、全国の自治体から多くの引き合いを受け、各地で活用が進められています。選ばれる理由には歩道を走る安全性や走行安定性の高さ、保険やメンテナンスなどのサポート体制が充実していることなどがあります。北広島市でもこの度、市民が団地地区内を走行時に、安心して利用できる移動手段なのか、自由な外出機会や意欲につながるのか、近距離モビリティが駅とエスコンフィールドを結ぶ移動サービスの一つになるのかを検証するため、8〜9月にかけて「WHILL Model C2」を活用した5つの実証実験を行います。全実験を通じ多角的に近距離モビリティの活用可能性を把握し、今後、北広島市での導入に向けた検討を進めてまいります。

 

■実証実験 概要

①WHILL試乗会

8/19(土)10:00~12:00

シニア世代など市⺠の方が実際に体験し、今後近距離モビリティを日常で利用する場合には、どのように活用していきたいのかを検証。
②北広島駅周辺での利活用

8/7(火)10:00-12:00         8/9(木)13:00-15:00

駅周辺やスーパー、銀行などへの移動にWHILLを活用することで、自由に移動できるのか、移動する際にどのような課題が生じるのかを把握。
③団地地区での利活用

8/24(木)10:30∼12:00

13:30∼16:00

急な斜面がある団地地区の住民が、駅との移動にWHILLを活用することで、負担の軽減に繋がるのか検証。
④駅〜Fビレッジの利活用

8/23 (水):試合有

9/7(木):試合無

北広島駅からFビレッジエリアまでを、道内外から来場する方の移動手段としてWHILLが活用できるか、また安全に移動できるかを検証。
⑤個人宅への貸出

8~9月の11:00~15:00

自宅から自分の行きたい場所に行くため、最大2日間WHILLを貸出。今後の近距離モビリティ貸出ニーズや要望について検討。

詳細はこちら:https://kitahiro-pincoro.jp/archives/845

 

■WHILLについて

WHILLは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。Model C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長としています。製品について :https://whill.inc/jp/model-c2

 

<WHILL社について>

WHILL社は、2012年5月に日本で創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、20以上の国と地域で近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。主な事業は、高いデザイン性や操作性などが特徴の近距離モビリティWHILLの開発・販売、およびWHILLを活用して気軽な移動体験を提供するモビリティサービス(法人レンタル/自動運転)です。WHILL社は2事業を柱に、近距離の中でも、他の移動手段では行けなかった、歩行領域(歩道・屋内外)の移動をカバーすることで、誰もがどんな場所にもつながる世界を構築します。