〜北海道ユニバーサルツーリズム推進協議会・AGHトヨタ札幌と連携:夏旅やインバウンドの旺盛需要、誰もが観光しやすい移動環境を整備〜
WHILL株式会社(以下「WHILL社」)は、特定非営利活動法人 北海道ユニバーサルツーリズム推進協議会(以下「HUT」)とAGHトヨタ札幌株式会社(以下「AGHトヨタ札幌」)が連携し、北海道旅行が特に人気となる夏の時期に合わせ8月1日より期間限定で、免許不要で歩行領域を走行する近距離モビリティWHILL(ウィル)のレンタルサービスをJR札幌駅において開始することをお知らせいたします。高齢化や旺盛なインバウンド需要などを受け、長距離の歩行や体力に不安を抱える方、ご高齢の方を含めて誰もが札幌駅を起点に、市内や道内に点在する見どころの散策や観光を安心快適に満喫いただけるシームレスな移動環境の整備を図るものです。

高齢化を背景に、ユニバーサルツーリズム市場は2035年まで拡大し続けると試算されています。また、移動への不安などの理由から旅行をためらう方は多く、これら不便が解消された場合の潜在的な市場規模は約1.5倍(4,200万人相当)になる(2023年時点)と見込まれています(注1)。同時に、2024年の訪日外国人旅行消費額も前年比53.4%増の8.1兆円と過去最高に到達(注2)し、今後も増加基調が続くと予想されています。この需要予測とともに、「合理的配慮の義務化」を定めた法改正なども追い風となり、北海道内でもユニバーサルツーリズムの推進が急がれつつあります。
今回の連携を通じた本取り組みはこうした社会的ニーズに応えたもので、普段は車椅子を使わないけれど長距離の歩行は難しい方や疲れやすい方、ご高齢の方など誰でも快適に移動いただくことができます。採用モデルはコンパクトに折りたためるModel Fで、徒歩と同じペースで走行することが可能であるとともに、車載などもしやすいことから他の移動手段で出向いた先でも気軽にご利用いただけます。自身のペースで自由かつゆっくりと移動したり、ご家族や同行者と同じペースでその場でのひとときを過ごしたりと、より自分らしく満足度の高い旅体験を演出します。
3者は今後も、さまざまなステークホルダーと密に連携しながら、誰もがいつまでも安心快適に移動しやすい地域社会づくりを進めてまいります。
◼️期間限定 札幌駅でのウィルのレンタルサービス 概要
運用開始日 |
2025年8月1日(金)より約3カ月間 |
貸出場所 |
JR札幌駅西コンコース北口 北海道さっぽろ「⾷と観光」情報館内 北海道ユニバーサル観光センター・札幌 |
貸出モデル |
折りたためるモビリティ「WHILL Model F」 |
料金 |
1日4,000円、1泊2日8,000円
複数日にまたいでのレンタルも可能で、その場合1日延長ごとに+4,000円です。 |
申込み方法 |
お電話(070-5289-8631)またはフォーム(https://www.npohut.net )より申し込み |
利用条件 |
体重115kg以下、着座時にフットプレート(足おき)に足がつく、操作に必要な注意力などを備えている、等 |
※内容は予告なく変更となる場合がございます。詳しく:https://www.npohut.net
■ウィルについて
ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。うちModel Fは軽量化を実現した折りたためるモデルで、車載や持ち運びがしやすいのが特徴です。製品について:https://whill.inc/jp/model-f

注1:独立行政法人経済産業研究所「旅行者としての高齢者、障がい者の潜在力:ユニバーサルツーリズム市場規模の推計」https://www.rieti.go.jp/jp/columns/s24_0019.html
注2:観光庁「インバウンド消費動向調査」(2024年暦年、速報値)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001856155.pdf