News

<お知らせ>歩道を走れるスクーター*「WHILL Model S」、2022年度グッドデザイン賞を受賞

〜デザイナー小松がDesignship登壇、WHILLのデザイン観について講演します〜

WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO :杉江理、以下「WHILL社」)は、2022年9月に発表した、歩道を走れるスクーター*「WHILL Model S」が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞したことを発表いたします。*時速6km以下で走行する近距離モビリティ

Model Sは、電動アシスト自転車よりも安定した走行性能と、シニアカーよりも日常に馴染みやすいシンプルなデザイン性を併せ持つスクーター型モデルです。歩道を安定して長く走ることができるため、高齢化社会において免許返納後も心地よく走れるクルマ、自転車の代わり、長距離を歩くとなると疲れてしまう方の移動手段として、既存の移動手段では拾いきれなかった顧客ニーズを形にしています。

今回のデザインでは、乗っている人を引き立てる軽快な佇まい、自動車のハンドルをイメージさせるインターフェース等に特にこだわっています。

■審査委員からの評価(一部抜粋)

「超高齢化社会において、より多様で、自分らしさ、乗ることの喜び、所有する喜びをもたらす、近距離モビリティとしてとして総合的に高いデザインソリューションの提案として評価する。高齢者が乗りたくなる、高齢者じゃなくても乗りたくなる、ユニバーサルでありながら、やりすぎないスタイリッシュさと、運転の喜びを引き出す、モビリティとしての高い完成度をもっている。〜〜見た目、運転性、値段、機能全体のバランスを保ち、高齢化社会における継続的な移動の喜びを社会全体でサポートするシステムのデザインとしても高く評価したい。」

本受賞に伴い、Model Sのチーフデザイナーを務めた小松が、2022年11月12日(土)と13日(日)に開催される日本最大級のデザインカンファレンスDesignshipにて、特別枠として登壇いたします。当日はModel Sのデザインで意識したことやWHILLのデザインフィロソフィーなどについて講演します。

セッション情報 | Designship 2022 (design-ship.jp)

 

小松岳(こまつ・がく) WHILL株式会社 デザイン・ブランディング部 デザイナー

秋田県出身。千葉大学大学院工学研究科デザイン科学コース卒業。2016年セイコーインスツル株式会社入社。2019年よりセイコーウオッチ株式会社に出向。SEIKOをはじめさまざまなブランドの腕時計のデザインに携わる。社会課題を解決して、ひとつの文化を形成するようなデザインがしたいとの思いから、2021年4月より現職。2022年秋発売の、歩道を走行できるスクーター「WHILL Model S」のチーフデザイナーを務める。

Model S新発売に関するプレスリリースはこちら: https://whill.inc/jp/news/120138

 

 

 

■グッドデザイン賞について

グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動で、1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。本賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。Model S受賞の詳細はこちら:

https://www.g-mark.org/award/describe/53959?token=JKgGdAswZj

■Designshipについて

Designshipとは、ジャンルの異なる様々な業界のデザイナーが講演を行い、それぞれの専門分野における知見を共有するカンファレンスです。著名デザイナーなどによるキーノートセッションに加え、公募で採択されたスピーカーも数多く登壇しています。詳細はこちら:https://design-ship.jp/2022

 

<WHILL社について>

WHILL社は、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、世界中で近距離移動のプロダクト・サービスを展開しています。2012年5月に日本で創業し、2013年4月に米国、2018年8月にオランダ、2019年12月には中国に拠点を設立しました。近距離モビリティWHILLの販売、レンタルサービス、及びシェアリングサービスの3事業を展開し、販売とレンタルサービスの事業では高いデザイン性や操作性などを備えたWHILLを、20以上の国と地域で展開しています。シェアリングサービスの事業では、自動運転とマニュアル運転の両形態を活用し、スポット的にだれもが目的地まで安全かつ快適に移動できるプラットフォームを提供しています。3本柱の事業を通じ、歩道だけでなく屋内まで走ることができ、他の移動手段では行けなかった、どんな場所にもつながる世界を構築します。