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<お知らせ>免許不要の近距離モビリティ「ウィル」の幅広い活用がスマートシティ名護モデル推進事業で採択

〜さらに住みやすいまちづくりを目指し:住民の安心安全な生活を支える、災害時の避難ツールから観光エリアでの快適な移動サービスとして〜

WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)と沖縄トヨタ自動車株式会社(本社:沖縄県浦添市、代表取締役社長:野原朝昌、以下「沖縄トヨタ」)は、免許不要の近距離モビリティWHILL(ウィル)を活用した幅広い取り組みが、一般社団法人「名護スマートシティ推進協議会」が実施する「スマートシティ名護モデル推進補助金」の対象として採択されたことを発表いたします。近距離モビリティを災害時の移動ツールとして活用する全国初の取り組みのほか、「21世紀の森公園」といった名護市が誇る観光名所を体力や足腰への不安を気にすることなくご家族などと一緒に快適に散策できる移動サービスとしての利用を進めます。10月11日には「安全・安心なまちづくりの日」を迎えるにあたり、名護漁港の全面的な協力も得ながら、こうした先進的かつ多角的な施策を通じ高齢化が進む中でも誰もが安心快適にいつまでも過ごし続けられるまちづくりの実現を目指します。

名護市では、よりよい地域づくりを目指すとともに他地域の参考にもなるようなスマートシティ名護モデルの実現に向けて官民連携でさまざまな施策が積極的に進められてきました。2023年1月には民間の推進組織として一般社団法人名護スマートシティ推進協議会が設立され、その中に設置された会員制組織「名護スマートシティコンソーシアム」を核に活動をしているところです。本コンソーシアムには、現在80超の団体が参画しており、沖縄トヨタもその一員として精力的に活動しています。昨今では、法改正に伴う「合理的配慮の義務化」や旺盛なインバウンド需要も相まって、アクセシビリティ環境整備の機運が高まっており、快適な移動サービス含む対策が活発化しています。沖縄トヨタによる災害時から日常、観光に至るまでの歩行領域モビリティを活用した多角的な取り組みもその一環で、あらゆるシーンで「徒歩」をカバーする移動環境を整えるユニバーサルな地域社会の構想が評価され、この度の補助金採択を受けるに至りました。

名護漁港には高齢の従事者が多く、津波警報時の迅速な避難が求められますが、避難場所が800m以上離れており、車両による移動は渋滞を考慮して難しい状況です。高齢者にとって長距離の徒歩避難は負担が大きいため、避難訓練では歩行領域モビリティを使用することで、津波警報発令時において名護漁港内の高齢従事者が安全かつ迅速に避難できるよう実践的に習得していただく予定です。

ウィルは免許不要で歩行領域を走行するモビリティで、誰もが簡単に操作できます。採用モデルは、走破性と乗り心地、小回り能力などを備えるプレミアムな「WHILL Model C2」と、屋外での移動に一層適したスクーター型「WHILL Model S」です。一般的な車椅子と異なり、電動であるため気軽かつ簡単に自身で操作がしやすいほか、高いデザイン性から観光先の景観などにも馴染みやすいです。

また、本取り組みでは施設や団体などの法人が安心安全に、かつ負担少なくウィルを導入できるパッケージ「WHILLモビリティサービス」が取り入れられています。保険サービスやソフトウェアによる機体管理システムなども完備するため、デジタル技術を取り入れるという先進的な本推進事業の狙いも合致します。

沖縄トヨタとWHILL社は今後も官民連携で、さまざまなステークホルダーなどとも密に連携しながら、あらゆる人がいつでもどこでも安心快適に近距離移動できるモビリティ社会の実現を目指してまいります。

 

■スマートシティ名護モデル推進事業 ウィルを活用した取り組み

①津波警報時の避難ツールにウィルを活用した避難訓練
日時 2024年10月31日(木)12:00
場所 名護市観光情報センター(名護漁港内)横
対象 名護漁港内 従事者
避難訓練ルート 避難所指定されている名護小学校まで(約800m)
内容 津波警報時における高齢従事者の迅速かつ安全な避難を確保するために、歩行領域の歩行領域モビリティを活用し、避難訓練を実施。
②ウィルで巡るガイド付き名護まちまーいスマートツアー
日時 2024年10月24日(木)、11月21日(木)、23日(土)、28日(木)、12月1日(日)、15日(日) いずれも10:00から2.5時間ほど
場所 名護漁港、9:45までに集合
対象 どなたでも参加可能、1枠の定員は4名 ※体重115kg以下など一部制限あり
ツアールート 名護漁港から名護市街地、ナングスク周辺を巡るルート、所要時間は3時間ほど
内容 歩行領域モビリティに乗りながら、車では行けない場所や、徒歩では遠く高低差があるため訪れるのが難しい場所に、ツアーガイドの説明とともに名護の魅力を発掘。
③期間限定の観光二次交通としてのウィル移動サービス
期間 2024年10月25日(金)〜12月24日(火)
貸出場所 ①    名護市観光情報センター(名護漁港内)

②    ホテルゆがふいんおきなわ

貸出時間 ①    9:30~16:00 営業時間内の1時間前までに返却(1回の利用は最長2時間)

②    調整中

利用料金 無料、簡単なアンケートにご協力ください。
内容 宿泊客や観光客にウィルを貸し出し、周辺観光スポットを散策できる手段を提供

※内容は予告なく変更となる可能性がございます。

スマートシティ名護モデル推進事業:https://www.city.nago.okinawa.jp/articles/2023033100019/

スマートツアーのルート(一例)

 

■ウィルについて

4ラインナップのうち今回利用するModel C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長としています。Model Sは歩道を走れるスクーター型で、ハンドルがあることで屋外を安定して長く走ることができます。

製品について:https://whill.inc/jp/

 

■WHILLモビリティサービスについて

安心安全設計のモビリティを施設内外に導入できる法人向けサービスです。保険/メンテナンス・機体管理システムをパッケージ化することで、運営者様の導入負担を軽減するとともに、導入先の環境にも柔軟に対応した体制を整えています。導入法人側は安心快適に機体管理や安定運用ができ、お客様の滞在体験を向上できます。

詳細:https://whill.inc/jp/mobility-service/how-it-works/onsite-fleet-service