〜第一弾は延岡城・内藤記念博物館で運用開始:公共/観光施設でのアクセシビリティ向上を通じ、社会参加の促進や地域の活性化に寄与〜
延岡市と宮崎トヨタ自動車株式会社(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役社長:佐土嶋恒夫、以下「宮崎トヨタ」)は、WHILL株式会社(以下「WHILL社」)が開発する免許不要の近距離モビリティWHILL(ウィル)を活用し、公共・観光施設などでのアクセシビリティを向上させることを目的に、2024年11月13日付で連携協定を締結いたします。障害がある方やご高齢の方、そのご家族などすべての人が安心かつ快適に移動できる「WHILLモビリティサービス」の社会普及に向けた検討や取り組みを通じ、外出や社会参加の促進、地域・観光の活性化を図ります。その第一弾として、延岡城・内藤記念博物館でウィルの移動サービスを期間限定で運用し、来館者の快適な鑑賞機会を創出いたします。
延岡市は、市民のすべての方々が快適に暮らしやすい地域づくりに力を入れており、障害がある方なども社会参加しやすいユニバーサルな社会を目指しています。高齢化や多様化が加速するとともに、法改正で「合理的配慮」が義務付けられる中、昨今は市民の日々のあらゆるシーンを支える「移動」のアクセシビリティ向上に対する社会的機運が高まっています。
こうした背景を受け、誰もがいつでもどこでも安心かつ快適な移動ができるような環境を整えるため、延岡市と、自動車から近距離モビリティまで取り扱うことで地域のモビリティライフを支える宮崎トヨタは、この度の連携協定締結に至りました。その第一弾の取り組みとして、延岡城・内藤記念博物館でウィルの移動サービスを提供いたします。同施設は、2フロアにまたいで展示品が収容されている博物館に加えて屋外には庭園なども有し、随所に見どころが満載である一方、特にご高齢の方や歩きづらさを抱える方などにとってはすべてを観覧するには難しいほか、体力が心配でそもそも出向くことを諦めてしまう方もいたという課題がありました。
今回の移動サービスではこれらの課題を解消するため、走破性と乗り心地、小回り能力などを備えるプレミアムな「WHILL Model C2」を採用します。一般的な車椅子と異なり、日本らしい庭園の景観を支える傾斜や凸凹道といった悪路も難なく走ることができるとともに、高いデザイン性から周囲に馴染みやすいことなどが特徴です。普段は車椅子を使わないけれど長距離の歩行はつらい方や疲れやすい方、一時的に怪我をしてしまっている方、車椅子を押すご家族などが、体力や周囲を気にせずウィルでご自身のペースで自由に移動しながら、最後まで満喫できる鑑賞体験を演出します。
■延岡城・内藤記念博物館 ウィルの移動サービス 概要
運用期間
2024年11月13日(水)〜2025年5月31日(土)
貸出モデル
プレミアムモデル「WHILL Model C2」 2台
貸出場所
延岡城・内藤記念博物館 受付
貸出方法
利用希望の場合は受付で申し出てください。※事前予約の対応は予定しておりません。
料金
無料
利用条件
体重115kg以下、着座時にフットサポート(足おき)に足がつくこと、操作に必要な判断力・注意力を備えていること 等
詳しく:https://nobeoka-naito-museum.jp
■ウィルについて
ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。うちModel C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長としています。
製品について:https://whill.inc/jp/model-c2
■WHILLモビリティサービスについて
安心安全設計の近距離モビリティを施設内外に導入できる法人向けサービスです。保険/メンテナンス・機体管理システムをパッケージ化することで、運営者様の導入負担を軽減するとともに、導入先の環境にも柔軟に対応した体制を整えています。導入法人側は安心快適に機体管理や安定運用ができ、お客様の滞在体験を向上できます。
詳細:https://whill.inc/jp/mobility-service/how-it-works/onsite-fleet-service