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<プレスリリース>地域・業界を横断連携した県内初の取り組み!山都タクシーで歩行領域を走行できる近距離モビリティ「ウィル」のレンタルサービス開始

〜GWやインバウンドの観光増に向け、安心安全かつシームレスな移動環境を整備。行った先であらゆる人が満喫できるドアツードアでアクセシブルな新たな「旅体験」を提案〜

山都自動車株式会社(本社:岐阜県高山市、代表取締役社長:佐古徹、以下「山都タクシー」)と株式会社ホンダカーズ岐阜(本社:岐阜県羽島郡岐南町、代表取締役社長:西谷隆志、以下「ホンダカーズ岐阜」)は、東京海上日動火災保険株式会社(以下「東京海上日動」)ならびにWHILL株式会社(以下「WHILL社」)と地域・業界横断の協業を通じ、山都タクシーにおいて歩行領域を走行できる近距離モビリティWHILL(ウィル)のレンタルサービスを2025年4月24日(木)より提供開始することを発表いたします。高齢化や多様化、旺盛なインバウンド需要などに伴い観光の仕方やニーズも多岐に広がる中、豊富な観光資源を誇り国内外からも人気が高い飛騨高山エリアにおいて安心安全かつシームレスで快適な移動環境を整え、行った先であらゆる人が満喫できるドアツードアでアクセシブルな新たな「旅体験」を提案します。GWなどのハイシーズン到来を前に、4月15日(火)より本サービスの先行予約を受け付けます。

日本人も国内旅行を選択する傾向が高い(注1)中、インバウンドにおいても2024年の訪日外国人旅行消費額が前年比53.4%増の8.1兆円と過去最高に到達(注2)するなど、日本の観光市場は拡大基調にあります。特に豊富な自然観光資源や歴史的建造物を擁する足元の高山市においてもコロナ禍以降、観光入込客数は順調に回復し、2024年は前年比108%(注3)を記録しました。一方、地理的特性や環境保護の観点などから自動車の乗り入れが難しい見所も多く、山都タクシーが運営する観光タクシーをご利用のお客様などからは「白川郷や飛騨民俗村・飛騨の里など、車では乗り入れられない広い敷地内も気兼ねなく移動したい」「自分らしくもっと自由なペースで満喫したい」「慣れない介助式車椅子を借りて砂利道や勾配などで押すのは大変だけれど、移動に不安を抱える家族を旅行に誘いたい」などの声が寄せられていました。

こうした背景を受け山都タクシーは、自動車やウィルなどの豊富なラインアップを取り揃え、地域のモビリティライフを支えるホンダカーズ岐阜を含む3社とともに、お客様のペースやスタイルに応じて安心安全を担保しながら飛騨高山に点在する見所に足を伸ばしていただけるよう、東京海上日動と共同開発のウィル専用保険も完備した、タクシーと近距離モビリティを組み合わせた先進的かつシームレスな移動サービスを提供するに至りました。採用モデルは高い走破性と小回り、乗り心地などが特徴の「WHILL Model C2」と、コンパクトに折りたため車載しやすい「WHILL Model F」で、徒歩と同じペースで走行可能です。シンプルながら洗練されたデザイン性も特徴で、観光地の景観にも馴染みます。誰もが気軽に乗ることができるウィルをタクシー降車後の目的地で活用することで、自身のペースで自由かつゆっくりと散策したり、ご家族や同行者と一緒にその場でのひとときを過ごしたり、心ゆくまで満喫いただける旅体験を提案します。

「あったらいいな」をサービスとして提供することを掲げる山都タクシーは今後、「ブライダルタクシー」サービスでご高齢の親族にウィルを提供したり、地元住民や高山市内の近場を散策したいお客様などにタクシーを利用しなくてもウィルだけを貸し出したりと、柔軟なサービス展開を進めていく方針です。

 

◼️山都タクシー ウィルのレンタルサービス 概要

提供開始日 2025年4月24日(木) ※先行予約申込は4月15日(火)より開始
提供モデル プレミアムモデル「WHILL Model C2」と折りたためるモデル「WHILL Model F」
利用方法 お電話にて事前予約制。TEL:0577-32-2323、HP:https://santotaxi.com

空きがあれば当日の貸し出しにも対応可能です。

利用条件 体重115kg以下、着座時に足が足置きにつく、操作に必要な注意力などを備える 等
各社役割 山都タクシー:お客様へウィルのレンタルサービスの提供

ホンダカーズ岐阜:ウィル機体提供、メンテナンスなどのアフターサポート

東京海上日動:ウィル専用保険などの共同開発・提供、ネットワークをいかしたハブ機能

WHILL社:保険やメンテナンス、ITサービスをパッケージ化したWHILLモビリティサービスの提供

※台数には限りがございます。また、内容は予告なく変更となる場合がございます。

山都タクシーについて:https://santotaxi.com

注1:国土交通省「旅行・観光消費動向調査」(2023年、速報値)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001724778.pdf

注2:観光庁「インバウンド消費動向調査」(2024年暦年、速報値)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001856155.pdf

注3:高山市「観光統計」https://www.city.takayama.lg.jp/shisei/1000062/1004915/1006941/index.html

 

■ウィルについて

ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。4機種のうちModel C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長とし、Model Fは軽量化を実現した折りたためるモデルで、自動車のトランクなどに簡単に車載することが可能です。ホンダカーズ岐阜では県内全域でウィル製品の販売からアフターサポートまで担っています。

ウィルについて:https://whill.inc/jp/

店舗一覧:https://www.hondacars-gifu.co.jp/shop/

 

■WHILLモビリティサービスについて

安心安全設計の近距離モビリティを施設内外に導入できる法人向けサービスです。保険/メンテナンス・機体管理システムをパッケージ化することで、運営者様の導入負担を軽減するとともに、導入先の環境にも柔軟に対応した体制を整えています。導入法人側は安心快適に機体管理や安定運用ができ、お客様の滞在体験を向上できます。

詳細:https://whill.inc/jp/mobility-service/how-it-works/onsite-fleet-service

<山都タクシーについて>

1940年創業以来、奉仕の精神を理念にタクシー事業に真心を持って誠実に取り組んでいます。IP無線、各種クレジットカード・電子マネー対応車両を導入し、安全・安心・快適・迅速なサービスを提供するとともに、観光タクシーやVIP対応タクシー、軽貨物運送など多様なニーズに応え、柔軟な輸送メニューの提供を目指しています。「心で運転」をモットーに、お客様との出会いを大切にし、努力を続けています。

 

<ホンダカーズ岐阜について>

ホンダカーズ岐阜は1952年に創業し、地域モビリティを支え、誰もが安心して移動できる社会の実現を目指しています。2021年12月には岐阜県内で初めて、近距離モビリティ「WHILL」の取り扱いを開始し、歩行に不安を抱える方や免許返納後の移動を支援しています。ホンダカーズ岐阜は「ココロオドルトコロ」のスローガンのもと、お客様の生活の可能性を拡げ、楽しく魅力的な場を創造するために挑戦し続けてまいります。

 

<東京海上日動について>

「お客様や社会の“いつも”を支え、“いざ”をお守りする」というパーパスのもと、世の中に「安心と安全」を提供する社会インフラの機能を担っている責任と矜持から、安心・安全な地域モビリティ社会に適した新たな保険商品・サービスの研究・開発を進めています。「保険+α」の価値提供を通じて豊富なネットワークを生かしたハブ的な役割を担うことで、観光都市・飛騨高山の魅力度向上と地域課題解決に貢献します。

 

<WHILL社について>

WHILL社は、2012年5月に日本で創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、約30の国と地域で近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。主な事業は、高いデザイン性や操作性などが特徴の近距離モビリティ ウィルの開発・販売、およびウィルを活用して気軽な移動体験を提供するモビリティサービス(法人レンタル/自動運転)です。WHILL社は2事業を柱に、近距離の中でも、他の移動手段では行けなかった、歩行領域(歩道・屋内外)の移動をカバーすることで、誰もがどんな場所にもつながる世界を構築します。