実際に、年間搭乗者数が世界TOP20に入るある大規模空港では、年間約7,000万人の搭乗者のうち、約1%強が移動や乗降などに支援を要するPRM(Passenger with Reduced Mobility)で、PRMの方々に無償で支援を提供するために年間、数十億円規模の予算を割り当てています。この空港以外にも、先進諸国の空港の多くでは、おおむね搭乗者数に比例した予算規模でPRM支援を提供していますが、PRMの数は全世界の主要空港で平均して年間10%程度増加していることが分かっており、予算規模は年々拡大していることが予測されます。(*4)
<北米モデルWHILL Model CiをCES2020の会場で「ラストワンマイルモビリティ」としてレンタル>
WHILL自動運転システムはCES2020にも展示予定です。さらに、すでに北米で販売しているモデルWHILL Model Ciもブースで試乗できます。加えて、WHILL Model Ciは「ラストワンマイルモビリティ」としてCES会場でもレンタルが可能で、長い距離を歩くのが困難な方なども気軽にレンタルが可能です。
*3:REGULATION (EC) No 1107/2006 OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL, concerning the rights of disabled persons and persons with reduced mobility when travelling by air
WHILL社は、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、世界中の歩道領域において、新しい移動のスタイルを生み出しています。2012年5月に日本で創業し、2013年4月には米国、2018 年8月にはオランダに拠点を設立しました。パーソナルモビリティとMaaSの二つを事業の柱とし、パーソナルモビリティ事業では、デザインとテクノロジーの力を生かした、車椅子の概念を超えるモビリティとして、WHILL Model A、WHILL Model Cをはじめとする製品群を、日本、北米、欧州で販売しています。またMaaS事業においては、障害の有無や年齢に関わらず、だれもが楽しく安全に乗れる一人乗りのモビリティによる移動サービス・システムの提供により、既存の交通機関を降りてから目的地までの「ラストワンマイル」の移動の最適化を行います。観光地やレジャー施設向けでの利用については、すでに、伊勢神宮、志摩スペイン村、神戸ファッション美術館などで実績があります。
自動運転などの研究開発プラットフォームとしてのモデルWHILL Model CRも大学や研究機関向けに展開しています。