一般社団法人WITH ALS 代表理事、コミュニケーションクリエイター、EYE VDJ 、J-WAVE <WITH>ナビゲーターとして多方面で活動。2016年に一般社団法人WITH ALSを立ち上げ、WHILLのシェアリングサービスを発足されました。他のALS患者にレンタルしながら、ご自身もModel AとModel Cを併用しておられます。 |
WHILLご利用のきっかけ
2013年10月にALSを発症し、歩行が大変になってきたタイミングで、車椅子を使おうと思いましたが、自分が乗りたいと思えるものがなかなか見つかりませんでした。かっこいいものに乗りたいという思いが人一倍強く、昔から自転車とかスケボーとか乗り物が大好きだったのですが、WHILLはそういった新しい乗り物に出会ったときの感覚を与えてくれました。
WHILL Model Cの気に入っているところ
Model Cは特に、後ろから見たときのフォルムと赤いLEDがかっこいいですね。妻とのお出かけも、小さめの車に乗せることができるので、2人で買い物を楽しむことができます。外出先で急に雨が降ってきても分解してタクシーに乗せられます。車載できるということは、日々の生活が楽になるだけではなく、突発的なトラブルに対応できる安心感につながりますね。
WHILLが来て大きく変わったこと
WHILLに出会ったことで、以前と同じようにアクティブな生活スタイルを維持することができています。WHILLが来る前は「車椅子に乗りたくない」という気持ちが大きくて、無理やり歩いて転倒してしまい前歯を折るなどの事故もありました。いままで、車椅子に「歩けなくなったら乗るもの」というイメージがありました。しかし、乗り物としての魅力があるWHILLなら、歩くことができていても、自分らしく生活するために使い始めるという選択ができると思います。
Model AとModel Cの使い分け
Model Aは重量があって走破性が優れているので、近くのスーパーや飲食店など自宅の周辺で乗る際にはとても快適ですね。一方、Model Cはドライブで遠方に行ったり、国内外を旅行するときにその利便性を発揮します。普段は杖や介助用車椅子を使っているけど、旅行に行くなら疲れを気にせず楽しみたい、自分の意思でいろいろな場所を見に行きたい、といった人にもModel Cのニーズがあると思いますね。Model AとModel Cを使い分けることによってより行動範囲が広がります。