お客様の声

Customer's Voice

歩ける日まで、よろしく。

現在22歳の矢迫様は、20歳のときに脳幹に腫瘍ができた疑いで突然日常生活が困難となりました。発病当初は寝たきりとなりましたが、精密検査、放射線治療、リハビリを経てWHILLで外出ができるまでに回復されました。矢迫様の現在のお気持ちを伺いました。

 

突然の身体の異変

 2年前に急にろれつが回らなくなり、一時はベッドから起き上がれず、目元しか動かせなくなりました。大学病院で内科治療も全て試みましたが効果が見られず、病気の原因の特定に尽力しましたが分からないままでした。ただ、このまま腫瘍の疑いがあるものを放置しておいても、状態が悪くなるだけなので放射線治療を決断しました。突然今までの日常を奪われ「死んだ方がいい」と自暴自棄になったこともありました。

 

当たり前にできていたことを取り戻したい

発症してから放射線治療を終えるまでに8ヶ月間かかり、そこからリハビリを1年行いました。「当たり前にできていたことを、もう一度できるようになりたい」、ただその一心でリハビリに励み、ようやく自宅での生活を送れるようになってきました。できることが増えるたびにリハビリの先生も一緒に喜んでくださり、共に回復への目標に燃えていました。回復しているという実感があったことで、取り戻せるという前向きな気持ちが芽生えました。その過程で、より外に出たいという気持ちが大きくなり電動車椅子を探し始めたときに見つけたのがWHILLでした。

初めてインターネットで見つけた瞬間から、そのシンプルでかっこいいデザインがとても気に入りました。自分の中では比較するような製品は他にないくらいWHILLのデザインに魅力を感じています。現在は週に3日、WHILLで電車に乗って通勤し、リハビリでお世話になった病院で医療事務のサポートの仕事をしています。

 

WHILLじゃなかったら、ここまで乗っていなかった

WHILLじゃなかったら、ここまで外出に積極的な気持ちになっていなかったのかもしれません。やはり「かっこいい」と思える気持ちが、乗りたい気持ちにつながるのだと思います。WHILLに乗り、自分で外出したり、人と会ったり、何か1つできることが増えると、「次はあれしたい、これしたい」とやりたいことがどんどん増えていきます。WHILLはそういう意味で、諦めの気持ちを、意欲的な気持ちに変換してくれます。そして僕の最終的な目標はWHILLを使う必要がないくらい回復することです。そういった気持ちになれたのもWHILLに出会えたからです。

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