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車椅子に乗ると歩けなくなるは嘘⁉︎ QOL向上のために賢く使う

「近頃なんだか足元がおぼつかない」、「ケガで思うように歩けない」、このような方々にとって、車椅子に乗るかどうかは悩みどころのようです。それは、「車椅子を使うと歩けなくなりそう」という不安があるからです。

しかし、実際にはそんなことはありません。今回は、車椅子を利用することによって得られるメリットを、実際の事例をあげながらご紹介します。車椅子利用を迷っている人はぜひ参考にしてください。

 

目次

車椅子に乗ると歩けなくなるという思い込みはありませんか?

コロナのデータで、高齢者の引きこもりがちな状況が明らかに

出かけるのが億劫に。人の手を煩わせるくらいなら外に出ない

元居た場所に戻ることができたら、人としての尊厳を取り戻すことができる

自分でできることを増やし、活動範囲を広げるために、電動車椅子を使う

一人で出かける。家族の心配もあるけれど

ウィルに乗って、まだ見ぬ新しい世界へ

 

車椅子に乗ると歩けなくなるというのは本当?

「車椅子に頼ってしまうと、歩けなくなってしまうのでは?」という思い込みを多くの方が持っているようです。それは本当でしょうか?

 

高齢者の転倒、転落による死亡は交通事故の2.32倍

人口動態調査[厚生労働省]H28 の消費者庁まとめ

 

「車椅子を使うことで、自立歩行をやめてしまうと、筋肉が衰えて歩けなくなってしまう。」そう信じて、無理してでも歩くことを続けている。

努力を続けることは素晴らしいことですが、その一方で、心配なのが1人で出歩いているときの、転倒・転落です。

 

高齢者の「転倒・転落」による死亡は、「交通事故」の2.32倍にもなるというデータがあります。

 

くわえて、高齢者が要介護状態になる原因の多くに、「骨折・転倒」があります。

 

つまり、健康のためには外出が大切だからといって、高齢者が無理をして歩くのは、死亡や要介護のきっかけともなり、ともすると危険なことなのです。

 

 

 

車椅子に乗るから歩けなくなるのではありません

だからといって、「危険だから外出しない、出かけない」となってしまうと、また別の問題が出てきます。

 

現在は医療法人で在宅介護の責任者として、長年高齢者ケアに携わる佐藤さんによれば、

「『電動の乗り物に乗ると、歩けなくなるのではないか?』と危惧される方もいますが、私の経験では、そういうことはまずないと考えています。介護の現場での経験から言えば、高齢者が歩けなくなる一番の原因は病院への入院です。乱暴な言い方をすると、安静にして寝ていれば、高齢者は歩けなくなります。ですから、寝たきりにならないためには、自宅でも横たわる時間を長くしないことが大切なのです。」

 

大事を取って自宅にこもってばかりいると、逆に歩けなくなってしまうのです。

 

歩行に不安がある人は車椅子を上手に活用し、安全に外出することで、座った姿勢で上体の筋肉を使うことができますし、人と話したりすることで頭を使い、刺激を受けることもできます。

 

(注)ADL(Activity of Daily Life)とは、トイレや服の着脱など、日常生活動作が自分でできることです。

 

実際に電動車椅子 ウィルをご利用いただいている方へのアンケートでは、約85%の方が、車椅子利用によって歩行能力は低下しなかったと回答しています。

参照情報:         「人口動態調査(厚生労働省)H28 の消費者庁まとめ」

厚生労働省「平成 28 年 国民生活基礎調査の概況」

「電動車椅子」に乗ると、歩けなくなるというのは本当?~”玄関先500m”の外出によって広がる高齢者の可能性~

ADL(日常生活動作)を維持したい。その意味と評価項目

 

 

コロナのデータで、高齢者の引きこもりがちな状況が明らかに

しかし、近年のコロナ禍で、高齢者の外出頻度は大きく下がっています。

 

弊社が2020年8月に実施した「シニア世代におけるコロナ禍の外出・社会参加影響調査」では、コロナ禍によりシニア世代、約7割の「外出・社会参加機会」の減少が判明しました。特に、日々歩きづらさを感じているシニアではその傾向が顕著でした。

 

さらに、「外出・社会参加機会」の減少が、社会との関わり合いへの自信欠如を招き、さらに社会参加をためらう悪循環が生まれています。

 

また、外出が不安という高齢者は、やはり、「転んでしまったらどうしよう」と、一人で出かけることに不安を覚えるかもしれません。

 

そんな時に、忙しい家族に、時間をかけて付き合ってもらうのも、何だか気が引けるという声も聞かれます。「家族に迷惑をかけたくない」「迷惑をかけるくらいなら、家にいよう」と、さらに引きこもりがちになってしまいます。

 

 

自分でできる 元居た場所に戻れる

理学療法の世界では、リハビリで大切なことは、患者さん本人の身体機能の回復だと言われています。しかし、本人がやりたいことに身体機能が追いつかないときは、理学療法士も補助杖や車椅子といった福祉用具を患者さんに勧めることがあります。

 

福祉用具を上手に使って、人の手をあまり借りずに生活することができれば、高齢者にとっていろいろな機会に恵まれます。また、リハビリを終えて自分の家や自分の仕事など、元々いた場所に戻ることができれば、自信の回復にもつながります。

 

これまで自分の足で歩いていた人が車椅子に乗ることは、大きな決断かもしれません。しかし、ウィルならマイカーのような感覚で使うことができます。使ってみると、自分でできることが思った以上に増え、諦めていたことにチャレンジできるようになるかもしれません。

 

 

 

 

実際に使ってみた人の声は

 

電動車椅子を日常生活に取り入れた、ウィルをご利用いただいているユーザーの方の声をご紹介します。

「電動車椅子で自由に出かけることができるようになり、出かけた先の安全な場所で歩くことができるようになった。結果的に、それまでよりも歩けるようになった」

「通院するのが億劫にならなくなったので、リハビリも積極的にするようになった」

「一人で出かけられるようになったので、出かける意欲が高まった。もっといろいろなところに出かけられるようになりたいから、リハビリのモチベーションが上がった」

 

このように、電動車椅子を利用することで行動意欲が増し、活動範囲が広がり、その結果、以前よりも歩けるようになったという利用者が多いようです。

電動車椅子を上手に利用すれば、日常生活の動作向上によって、生活の質「QOL クオリティオブライフ」を高める効果も期待できるのです。

QOLについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

 

また、経済産業省実施の電動車椅子当安全対策・普及推進事業シンポジウム」においても、電動車いすを利用することで、外出回数、意欲行動の数値があがり、日常役割機能(身体、精神)の増加が見られたというデータも発表されました。

参照:経済産業省ニュースリリース「 電動車いす等安全対策・普及推進事業シンポジウムを開催しました」 3.シンポジウム資料 【資料2-1】

 

 

一人で出かける。 ウィルに乗って、まだ見ぬ新しい世界へ

ウィルユーザーのパラグライダー写真

もちろん、ご家族が一人で外出をさせることに不安を感じて反対されることもあるかもしれません。しかし、「もしも外出先でケガでもしてしまったら」「転倒してしまったら」というリスクと同じように、外出をしなければ、「どんどん歩けなくなり、自立した生活が難しくなる」というリスクも高くなります。

 

これは難しい問題ではありますが、高齢者本人の気持ちと、ご家族の気持ちをよく話し合い、そしてさまざまな情報を調べた上で、判断する必要があります。

 

「一人で好きなときに、行きたいところに行きたい」。

「ちょっと散歩に出よう」「近くのコンビニに買い物に行こう」。

自分で好きなときに、気軽に、自由に外出するために、簡単な操作で安全に移動できるサポートとして、ウィルを使ってみませんか?

 

そうして移動の問題が解決すれば、

「絵を習おう」「また勉強を始めよう」「仲間を見つけよう」。

もっと新しいこと、やりたかったことにチャレンジできるかもしれません。

 

人生はこれからもまだまだ続きます。やりたかったことを諦めないでください。

ウィルと一緒に、新しい世界への最初の一歩を踏み出しましょう。その先には、きっと楽しくてワクワクする毎日が待っているはずです。

 

 

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